- 歯がしみるのですがどうしたらよいですか?
- 歯がしみると言う患者さんはものすごく多いです。特に冬になって水道水が冷たくなってきたり、夏に冷たいものを頻繁に口にするようになるとなおさらです。
歯がしみる原因
- 歯ぎしりによる知覚過敏、歯磨きによる知覚過敏
- 歯槽膿漏による知覚過敏
- 虫歯
- 他の原因
そこは早めに受診されることをおすすめします。 - 口臭が気になるのですが?
- 口臭の原因は様々あります。体が原因のものだったりいろいろです。かなりの確率で歯周病があると口臭が出てきます。歯石をきちんと除去して歯磨きを頑張っていただけたら口臭が改善する上に、歯周病治療にも効果があります。
- 緊張したり集中したりすると食いしばる癖があるのですがどうしたらいいでしょうか?
- 基本的には気がついたら食いしばるのをやめていただいて、安静にすることが必要です。しかし、かといって、ぽかんと口を開けると口呼吸になってしまいます。口呼吸は鼻呼吸よりも、体に良くないとされています。軽く歯を合わせる程度にして、後はマウスピースを作っていただいて、食いしばる時にはそれを必ず入れてもらうことが大切になります。
- キシリトールは虫歯予防に効果的ですか?
- キシリトールは取りすぎると お腹が少しゆるくなりますが、虫歯予防には効果があるとされています。食べる量には気を付けて、上手に使ってください。キシリトールの含有50%以上のものを取ると、さらに効果的です。妊娠中の方やお子さんも食べれるので、お子さんなどは仕上げ磨きの前とかに食べさせるのも虫歯予防の1つの手段です。
- フッ素は虫歯の予防に効果があるのでしょうか?またフッ素は体に悪いのでしょうか?
- フッ素に関しては、初期の虫歯を再石灰化するため、また効果があると考えられます。しかし汚れている上にいくらフッ素を塗布しても効果は半減します。
まずはブラッシングできれいにした後、行なうと効果が出ます。(初期の虫歯の程度によります)
フッ素は、取りすぎには注意ですけれども、自然界にも存在するものなので、用法、用量をきちんと学んでいただけたら、虫歯予防と進行止めになると思います。そのかわりに、まだうがいができないお子さんのときには量を充分注意して使用してください。 - 値段の高い歯磨き粉やうがい剤を使っているのですが効果がありますか?
- 歯磨き粉は究極に言えば何でも構いません。とにかく汚れを除去していただくことが大切になります。その上で良い製品を使っていただくことが1番です。しかしほとんどの場合研磨剤や発泡剤が入っているものが多いので仕上げとして最後に用法通り塗布する程度にしてください。
ブラッシングの圧力が強いと、歯が削れる原因になります。歯が削れると知覚過敏などになりますので気をつけてください。 - 歯磨き時に出血するのですがどうしたらいいですか?
- 歯磨き時に出血するのは普通ではありません。汚れがあって炎症があるので出血をすると思っていただけたら良いと思います。歯みがきが不十分です。しかし歯石が付いていたりしていると、がんばって汚れを除去しても、どうしても出血してくる時があります。
歯石だけはご自身で取れないので歯科医院に来て除去し、それと同時にご自身で汚れをしていただいくのが出血を止める1番の方法です。
健全な歯肉になれば出血は基本的にはしません。 - 歯周病はすぐ治りますか?
- 歯周病も虫歯も一旦は治療すれば治ります。が、基本的には歯周病も虫歯もメンテナンスが大事です。虫歯の治療した部位も終わったのではなく、虫歯になるところの範囲が増えたと思ってください。いくら磨いてもいったん菌が口腔内に居つくと残念ながら、虫歯や歯周病の原因の細菌がゼロになることはないので、歯磨きと歯石取りを怠るとまた、増えます。
とにかくメンテナンスをまめに行い、ご自身でも磨いていただいて口の中の菌の数をなるべく減らすことで、虫歯にも歯周病にもなりにくくなります。毎日のことで、これらはある種生活習慣病ですからご自身の管理が大切になります。 - つわりで、歯を磨くことができないのですが、大丈夫ですか?
- つわりで歯が磨けない時はなるべくうがいをしましょう。酸性のものを食べすぎないように気を付けてください。酸性のものを食べた後は、少しアルカリ性の食品を摂取するなど、工夫をお願いします。
- 歯がはえてきました。いつから歯医者に行くべきですか?
- 歯医者は歯が生えないごろから口の中で心配事があれば、来ていただいてもよろしいです。という事はいつでもいいということです。口の中に関して何か気になることがあればいつでも何歳からでも可能です。
まずは歯医者に行くということが、痛くないと言う概念を植え付けることが大事です。痛くて歯医者に来てしまっては歯医者さんは痛いところだと思ってしまいます。
大人もお子様も痛くない時に来院してしっかり予防(歯磨き)するのが1番歯医者さんに行かなくて済む方法なのです。 - 子供が、突然転倒などで、脱臼しました。どうしたらいいですか?
- 1番良い方法としては,歯を保存する専用液を用意しておくことです。その液に付けていただいて、なるべく早く歯医者さんに来ていただくことです。
どうしてもない場合は、お口の中に入れたままにして、飲み込まないように来ていただくか、最悪牛乳や生理的食塩水などにつけて来院してください。打った直後は大丈夫でも徐々に歯が死んで、色が変色することがありますので気長に経過観察することが必要になります。 - いつから矯正を始めたらよいのでしょうか?
- 基本的には、上下前歯4前歯が生え揃う頃が妥当とされていますが、ケースによります。年齢が小さければ小さいほど矯正の装置を装着しやすいかもしれないです。
まずは矯正の装置をいれることが可能かどうかが問題になってきます。あと、矯正において1番大切なものが癖の改善です。いくら矯正で直したとしても癖があるとまた後戻りしてしまいます。
まずは指しゃぶり、口呼吸、舌を出す癖、爪かみなど日ごろお子様の癖を注意して見ておくことです。さらに遺伝もかなり骨の形成に影響しますから、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど親戚の人も含めて下の顎が出てるか、上の顎、歯が出ているか、歯が叢生かなどチェックしておきましょう。
歯並びは遺伝的要素もかなり大きいので、遺伝的なものがあるのであれば、早めに受診して矯正するのがオススメです。
まずはご相談ください。
なお、矯正を始めると虫歯ができやすいので、ここでも歯磨きが重要になってきます。せっかく矯正できれいになっても虫歯ができていたら何の意味もありません。時間とお金と痛みを伴う治療をするので、ある程度保護者の意気込みと本人の覚悟を決めてきてください。 - 矯正は痛いですか?
- 矯正は基本的に痛いときに歯が動くと考えてください。
- ホワイトニングとPMTCの違いは?
- ホワイトニングとは簡単に言うと歯そのものを白くすることを言います。(人によって白くなる度合いが違いますが必ず今の状態よりは白くなります)
PMTCは、歯の表面についた汚れや茶渋、やになどを専用の道具を用いてきれいにすることです。 - ホワイトニングをしたいのですがどうしたらいいですか?すぐできますか?
- 私の医院では、まず歯茎もきれいにしてからスタートしております。というのは皆さん歯の色ばかり気にされますが、実は歯の色だけではなくて歯茎の色や形も重要なのです。歯茎の形、色、歯の色、この3つをきれいにしなければ本当の美しさは決まりません。
さらに、ホワイトニング後にスマイルトレーニングをお勧めしています。せっかくきれいに白くなったわけですからスマイルトレーニングをして、きれいに見せましょう。 - ホワイトニングで歯が弱くなりますか?
- 基本的には用法通りに使う限り、そこまで弱くなったりましません。1番気をつけていただきたい事は、ご自身で勝手にホワイトニングをされることです。歯の白さは、なかなかご自身で記憶ができません。もっともっと白くなりたいと思ってしまって、無理に続けると歯がボロボロになって大変なことになりますので気をつけてください。
- 銀歯になるのが嫌なのですが保険で白い歯にはできますか?
- 部位や形によっては、白い歯に保険で出来るところはあります。しかし、部位や場所やどこに虫歯があるか、虫歯の大きさによって変わってきます。保険でできる白い歯には強度など限界もありますので、そこは実際来院されてご相談いただけるとありがたいです。
今は保険の改定で、金属アレルギーの検査結果(医師の情報提供)をお持ちの方は奥歯でも白いかぶせものが保険適応となりました。(これに関しては、ご相談ください) - 金属アレルギーなのですがどうしたらいいでしょうか?
- 金属アレルギーの人はまず金属のアレルギーのパッチテストを検査されてから来院されてることを、お勧めいたします。検査結果があると、診療が早く進みます。検査を悩まれていらっしゃる方は、一度来院されて、ご相談ください。
どうしても歯科では金属を使うことが多いので、きちんと診断をつけていただくことをお勧めいたします。2016年の4月から奥歯でも白い被せ物が金属アレルギーの人だけ保険適用可能になりました。金属アレルギーの方は口の中をきれいに保っておかないと、今大丈夫の金属もどんどん溶け出してアレルギーになる恐れがあります。まずは来院していただけたらと思います。以前、私は大学にいた時期に金属アレルギーをおもちの患者様を担当していました。その際、原因不明で手に膿ができている人が、アレルギーのある金属を除去するだけで、膿が治り、そのような患者様をたくさん診てきました。 - 誤嚥性肺炎は、口腔内の細菌が原因で起こりますか?
- 口の中をきれいに保っておかないと、菌が頻回に気管に入り込む確率が高まり、肺炎のリスクが高まります。
定期的に、歯科医院に通い、歯石を除去して口の中の菌をなるべく減らすことが肺炎予防の一歩です。